クレジットカードの審査

過去に後悔、未来に諦め

投稿日:2018年2月22日 更新日:

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クレジットカードを発行するには審査を受ける必要がある。審査の基準は、カード会社の基準によっていろいろだ。

カード会社によっては、無職でも合格する場合もあり、働いていてもクレジットカードの審査に落ちる場合がある。

特に働いているにも関わらず、クレジットカードの審査に落ちると、「何がいけなかったのか?」と気分が落ち込むだろう。

各カード会社によって独自の基準があるとは言え、実は、根本にある「クレジットカードの審査に落ちる」ことには、大きく分けて5つの理由がある。

この「クレジットカードの審査に落ちる」理由は何なのだろうか。

■クレジットカードの審査とは? なぜ審査があるのか

当たり前だが、クレジットカード会社は慈善事業を経営しているわけではない。

カード所有者が使った利用代金を確実に回収し、貸し倒れのリスクを軽減し続けなければ商売にはならない。

このため、自社クレジットカードを発行する人間に対して「確実にカードで利用した分を支払ってくれるか?それだけ信用がおけるか?」という視点で審査をする。

年収などの細かな審査基準は、各カード会社によって異なるが、「カードで利用した分を支払ってくれるか?それだけ信用がおける人か?」という点は、どの会社も同じである。

なお、ダイナースカードではそのWebサイトに「かつての入会審査方針は、収入、生活の安定性、将来性の3点と社会的信頼性の高い方」と明記していた。これはダイナースに限らず各カード会社とも今もそれほど変化はない。

特にこの3点の中の収入、生活の安定性は、クレジットカード審査の大事なポイントとなる。

クレジットカードの審査に落ちる主な5つの理由を挙げてみた。

■落ちる理由その1 クレジットヒストリーに傷がある

クレジットヒストリー・信用情報とは、クレジットカード、キャッシング、ローンの利用履歴である。ここに支払い遅延、延滞などの情報が掲載されていると、クレジットカードの審査に落ちる可能性は極めて高くなる。

この信用情報は、各カード会社が保有している情報の外、CIC、JICC(日本信用機構)、全銀協(全国銀行協会)などの情報機関にて、カード会社から照会があると履歴が開示される。また、カード会社から支払い遅延の情報もCICなどの情報機関に提供されている。

情報機関に登録される情報は、内容によって保存期間が異なる。例えばCICの場合、加盟するクレジット会社等から登録される情報は、契約期間中および契約終了後5年以内、保存から6か月である。CICが独自に収集する情報は登録日より5年間だ。

なおクレジットヒストリーはCIC、JICC、全銀協に対して個人でも開示を求めることができる。手数料は、CIC、JICC、全銀協いずれも1000円(税別)だ。例えば、CICの場合、パソコン、スマートフォン、郵送、窓口で開示を求めることができる。

JICCの場合、身に覚えのない信用情報の登録や事実と異なっている場合は、JICCを通して、登録した会員会社に調査依頼が可能だ。CIC、全銀協では残念ながら行っていないようだが、自分の信用情報が気になる人は、情報開示を求めるのがよいだろう。

■落ちる理由その2 勤続年数が少ない(年収)、勤務先や正規・非正規による懸念

カードによって年収の基準が異なるが、特にハイステータスなカードは、「年収〇〇〇万円以上」という一定の年収基準があるので、年収が少なく申告した場合審査に落ちる可能性が高くなる。

とはいうものの、過大申告で年収をかなり多く申告しても、クレジットカード会社側では職業や年齢での統計データがあるため、虚偽の申告とばれて審査に落ちる可能背は高くなる。

また、勤続年数が長い正社員と、勤続年数が少ない派遣社員の場合、圧倒的に審査が落ちにくいのは前者になる。

何故なら、勤続年数が長い正社員は今後もその職場に継続して勤務するだろうと予測され、何かあった場合に債権回収が容易だからだ。

「生活の安定性」とは、何かあった時に、「貸し倒れリスクが少ない」「債権回収が容易」ということなのだ。

これに対し、派遣社員でもカードを作成できる場合はあるが、正社員よりは審査が落ちることが多いようだ。

なぜなら、申込書に記載した職場に、今後も継続して勤務するとは限らず、もし、契約更新されず離職することになった場合など、クレジットカードの利用分を支払ってもらえないかもしれないからだ。

正社員の中でも勤務先の規模が大きく、上場しており、倒産しなさそうと思われる企業の正社員は特に審査が通りやすい。

倒産がしにくいであろう企業に継続して勤務という点で、クレジットカードを利用しても、確実に支払ってくれるだろうという予測による。

同じ理由で、公務員も審査が通りやすい業種だ。

意外に思われるかもしれないが、士業や医師は別として、売上が数千万円あったとしても、自営業は審査に落ちる確率が高い。

クレジットカードの申し込みにおいて自営業の売上はあくまでも自己申告であり、さらに自営業は「今、数千万円の売り上げがあっても、将来はわからない。収入が安定していない」「何かあった場合、逃げられるかもしれない」ということがあるからだ。

特にハイステータスなカードはこの傾向が強い。

士業は、一部の士業を覗き、管轄の職能団体に強制的に加入して会費を支払うため公共性があり、「士業」を名乗ることが出来る。

このため、自営業でも信頼性が高い職業として審査がされる。

なお、医師や弁護士などの一部の職業には、職域福利厚生団体と提携しているデパートの外商カードが、買い物の金額などに関係なく優先的に発行される場合があるという。

■落ちる理由その3 家族構成・家族に対する信用に問題がある

前段で「勤続年数」「職業」の重要性を書いたが、学生でも実はカードの審査に通る場合がある。
それは、「学生本人の信用」というよりは、「家族に対する信用」である。
親の家族カードや両親の信用状況になどで審査が通る場合がある。家族カード作成にも、親の信用状況が重要だ。

また、主婦の場合も、夫の家族カードは発行可能である。
また、家族カードでない場合も、夫の信用状況によってカードは発行可能だ。この場合も、夫の信用状況が重要視される。

このように、家族の与信によって、クレジットカードの審査に落ちる可能性が高い状態でも審査を通過する場合がある。

「信用が高い家族構成」も重要なポイントである。

■落ちる理由その4 資産(特に持ち家)がない

資産と言っても、クレジットカード申し込み時の自己申告の銀行口座の残高ではない。

この場合は、「持ち家」だ。よく、「持ち家は損である」という論調も見受けられるが、クレジットカードの審査において「持ち家」は重要なポイントとなる。

持ち家は「住宅ローン」というクレジットヒストリーに傷がない場合、「長期間、住宅ローンを返済してきた人」と個人的信用の評価が高くなる。

また持ち家などの不動産は金銭的に困った場合も担保に供することができる。

収入が不安定な場合でも、「持ち家」という点がプラスになり、カードの審査が通る場合もある。

士業は、一部の士業を覗き、管轄の職能団体に強制的に加入して会費を支払うため公共性があり、「士業」を名乗ることが出来る。

このため、自営業でも信頼性が高い職業として審査がされる。なお、医師や弁護士などの一部の職業には、職域福利厚生団体と提携しているデパートの外商カードが、買い物の金額などに関係なく優先的に発行される場合があるという。

■落ちる理由その5 年齢による

大体のクレジットカードは、18歳以上から作成可能であるが、一部のハイステータスなカードでは、「年齢」も考慮している。

一般的なカード会社は公開していないが、ダイナースカードは27歳以上と明記している。

これは、落ちる理由その2「勤続年数が少ない」とも関係している。27歳ならたいてい大学を出て勤続年数が5年くらいになっている。

この「勤続年数5年」がハイステータスなカードの審査基準の一つであるとみられる。

また、18歳以上でも20歳未満なら親の同意が必要である。親の同意が得られない場合は、家族カードを作ることになる。

なお65歳以上もカードを作りにくいと言われる年齢だ。

なぜなら、65歳以上は退職をしている人間が多い。

年金という安定した収入はあるものの、現役の社会人として働いていた頃に比べると、収入の減少は否めない。

また、65歳以上は、死亡するリスクがある。27歳〜64歳くらいまでが、一番クレジットカードの審査を通過しやすい年齢ではないだろうか。

■クレジットカードの審査に通るために必要なのは「信用」

クレジットカードの審査に落ちやすい5つの理由は、言い換えれば審査を通過するためのポイントである。

そしてこの5つの根底にあるのは「信用の有無の確認」である。

「支払いを遅滞しない人。もしくは、万が一、支払いの遅滞があっても、カード会社が連絡を取れて、支払いを回収でき、貸し倒れリスクがない人」と思われるような信用がある人になればよい。

そのために、申込書に持ち家の有無、年収、勤務先、勤続年数、資産などをカード会社に申告するのだ。

カード会社は、サービスでカードを発行する訳ではない。何かあった時に、貸し倒れが発生しないよう、確実に債権回収を実行できといけないのだ。

もし、クレジットカードの審査に落ちた経験があるなら、一度、カード会社側から見た自分はどうなのか?

と客観的に自分を見つめ直す必要があるだろう。

 

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